ラルク東京ドーム転売チケット着席不可は効果絶大な転売対策だけど

転売チケットでは着席ができないという転売対策

4/8(土)4/9(日)の2日間行われたラルク・アン・シエルの東京ドームライブ。

ネットではこの日取られた転売チケット対策が話題となっています。

ラルクの事務所社長大石征裕さんのTwitterにアップされたのは

「この座席はオークション出品、転売が確認されたためご着席いただけません 主催者」

と書かれた注意文とともにガムテープが貼られ座ることができなくなっている椅子の写真。

もともと転売対策には力を入れていたラルクですが、ついに本気になったかと

チケットが取れなかったファン達からは称賛の声があがっていました。

非常にインパクトのある今回の対策を見て転売チケットに手を出さなくてよかったと思った人は

かなりいたことでしょう。

そして次にあるラルクのライブでは安易に転売でチケットを確保しようという人はほとんどいなく

なるはずです。

座席に座れなかった人だけではなく、それを見た周りの人達にも強烈なインパクトが残るような

ある種「見せしめ」なんですよね。

荒療治ではありますが、転売対策としては相当な効果が期待できそうです。

高額なチケット転売は売る方だけではなく、買う方も悪というスタンスでの強気の取り組みは

主催者としても相当の覚悟が必要なはず。

なぁなぁでは許すことができない強い憤りを感じます。

完璧な対策とは言えない理由

ただ今回の対策は完璧なものとは言えません。

なぜなら高額で転売されたチケットの全てを確認することはできないため、

ヒヤヒヤしながらもライブを見れた転売購入者はいるはずだから。

そもそもどうやって転売チケットを確認できるのかが疑問なんですよね。

ヤフオクでもチケットキャンプでも売り手と買い手の両者しかチケットの詳細ってわからない

と思うんですよ。

ヤフオクでチケットの写真でも載せれば話は別ですが。

ちなみにラルクの「チケット転売に関するご注意」のなかで高額転売の調査に関しての質問に対しては

今後の高額転売対策の支障となるおそれがあるので、具体的な調査・対策の内容は公開しない

と回答していました。

個人的にはどうやって調査しているのか非常に気になるところです。

それに今回の対策では実際に高額でのチケット売買が成立し、既にお金が動いちゃっているのは問題です。

座れなかった人と売った人の間でその後、お金を返す返さないの問題は発生するかもしれませんが、

本来売買が成立してしまう前の段階で手を打つことが対策としては必要でしょう。

それには買った本人しか入場できないようにするしかないんです。

厳格な本人確認をすればいいのにといつも思うんですがねぇ。

転売目的の輩がたくさん申し込むから純粋なファンが押しのけられライブを楽しめないのです。

チケットを取れる確率が高くなるなら、本人確認の厳格化はファンにとっては望むところのはず。

転売ができてしまうという状態はもはや運営側の怠慢と言えます。

システムとしてはもう可能なんですから、早くいろんなアーティストが取り入れて転売対策を完璧にしてほしいものです。

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