福岡公演は1,000円でも売れず
昨日(2/24)から始まった三代目J Soul Brothersの福岡ヤフオクドーム公演。
当初はこの福岡での3日間の公演がツアーのラストとなる予定でしたが、
12月の札幌ドーム公演が中止となり、振替公演が8月となったので、
「これで最後だぁ!」といったスペシャル感はなくなってしまいましたね。
チケットの2次流通を見ていると
良い席はとんでもなく高額で取引されている一方、
スタンドの天井席付近だと二束三文になるのが
LDHに関連する公演の特徴としてあげられます。
今回のツアー、チケットの定価は1枚11,880円。
もともと高額なのですが、アリーナA10あたりだと1枚20万円で取引されているのもありました。
おそらくもっと高額での取引もあったのでしょう。
一方で、チケットを余らせてしまったり、行けなくなった人が譲ろうと思っても
スタンドのステージから離れた席だと半額でも買い手がみつからないような状況です。
昨日の福岡公演の2次流通を見ていたら、1枚1,000円で出品されていたチケットが
結局落札されずに終わっていました。
定価は11,880円ですが、そのほかに各種手数料もかかっているので
実際には1枚12,000円以上でチケットを買っているんですよね。
それが1,000円でも売れないっていうのはホント悲しくなっちゃいます。
LDHは早急に転売対策を
チケットの高額転売行為が問題となっていますが、LDHグループには早急に対策をとってほしいものです。
高額で売買されるのも嫌悪感を覚えますが、それ以上に行けなくなった場合に良い席でなければ
定価に近い金額で売ることができない方が問題があると思います。
それを解決するのは簡単で浜田省吾さんやサザンオールスターズが既にやっているように
当日入場するまで座席がわからないようにすればいいだけです。
座席がわからなければ高額でチケットを買う人はいなくなるでしょうし、
一方で極端に値が下がるということもないでしょう。
こういった対策が取れなければ本当にファンのことを考えているのかなとLDHの姿勢に疑問を覚えてしまいますね。
札幌公演はもっと早く中止を決定していれば
昨年12/24、25に予定されていた札幌ドーム公演はPKCZメンバーが交通事故に遭い中止となりましたが、
もっと早い段階で中止を決定していれば事故に遭うこともなかったのにと思います。
(タラレバの話で今だから言える部分もありますが・・・)
前日の23日から大雪で飛行機も飛べないという状況がテレビで報じられていました。
もうその段階で24日の公演開催は無理だろうと思ってましたが、
実際には新幹線で函館に入り車両で陸路札幌入りを目指していたんですよね。
見上げたプロ意識と一瞬思いましたが、地元の人によるとそんな大雪の天候で函館から札幌を車で目指すなんて
無謀との意見もあり、また仮に開催できたとしても多くのファンが会場までたどり着くことはできず
相当な空席ができたであろうと想像できます。
札幌で待ってくれているファンのためになんとしても開催したいという熱い思いは理解できる一方で
冷静に考えたら強硬に開催する方がファンにとっては有難迷惑かなと。
交通機関が乱れている中、札幌ドームまで移動するのは大変な苦行になったはずです。
他のアーティストであればお客さんの安全を考慮して23日の段階で中止を決定してたんじゃないでしょうか。
札幌ドーム公演の難しさ
さて、振替公演は8/26(土)8/27(日)に決定しました。
この札幌ドーム振替公演のチケット販売に関してどうなるか予想してみたいと思います。
まず前提として札幌ドームでのライブ集客はどのアーティストがやっても厳しいという認識が必要です。
東京ドームや京セラドーム大阪なら東京都民、大阪府民だけではなく
近隣の県の人も簡単にアクセスできます。
でも札幌ドームだと近隣(この場合東北)の人が札幌へ行くのはなかなか気軽にはできないでしょう。
かえって関東からLCCで札幌へ行く方が簡単で安いかもしれません。
ちなみに北海道民だけで札幌ドームを満杯にするのは至難の業なので、
スペシャル感を出して遠方の人にも来てもらえるようにしているケースが多いんですよね。
ツアーの最終日にしたり、イベントのある日(クリスマス等)にしたりと。
振替公演が苦戦する3つの理由
今回の振替公演の日程を見ると三代目と言えども相当苦戦するのではないかと推測されます。
それには3つ理由があります。
1つ目は
「札幌ドーム公演が特別な公演ではなくなった」こと。
2017年からの追加公演が発表されるまでは
クリスマスイブとクリスマスに行われる
ツアーの最終公演
であり、とてもプレミアム感がありました。
しかも当初発表されていた2016年のツアーは本数も少なくどの公演もチケット入手が難しそうだったので、
追加公演など予想もしなかった人達がどうしても見たいがため、相当数の人が札幌への遠征を組んでいたはずです。
でも実際には2017年からも追加公演が本公演と変わらないくらいの本数で行われることになり、
チケットがかなり簡単に入手できるようになったのですからわざわざ遠征する人は相当減ることでしょう。
そして2つめに
「秋からの全国ドームツアー開催が発表されている」ということ。
これが発表されていなければ札幌ドーム公演が終わると当分三代目を見ることができないと思い、
見ておかなければという気になるファンも多かったことでしょう。
でもちょっと待てば新しいツアーが見られるわけですから、この発表でかなり札幌公演の需要を減らしているはずです。
なぜに1月1日に発表したのかちょっと理解できないですね。
最後3つ目が
「チケットがすでにファンの手元に届いている」ため。
当日の中止決定なので、札幌ドームに行く予定だった人の元には
紙チケットであれ、電子チケットであれチケットが届いていて座席がわかっている状態なんですよね。
払い戻しについては2/10までの期間で行われました。
ファンの取る行動を推測しましょう。
まずアリーナ席やスタンドの前方のチケットを持っている人は払い戻しはしないでしょう。
行ける人は行けばいいですし、行けなくても高額で売れることはわかっているのです。
チケットキャンプ等でもすでにかなりの枚数が高額で出品されています。
一方スタンドの後方のチケットを持っている人は間違いなく払い戻しを希望するでしょう。
札幌公演直前の2次流通を見ていましたが、スタンド席は1枚2,000円程度でのやり取りでしたから、
払い戻しになって助かったと思った人は相当いたはずです。
ということは良い席は手放されず、遠い席だけが払い戻しをされている状況が予想されます。
この払い戻しされたチケットだけ、あらためて再販売されることになるのでしょうが、
良い席を獲得できる可能性の少ない再販売に申し込む人はよほど事情に疎い人だけではないでしょうか。
それならば2次流通で安く買えることはわかっているのでそちらを狙う方が賢明ということになりそうです。
こう考えると振替公演のスタンド席は相当空席が目立ちそうです。
それもこれも根本の原因としては追加公演の本数が多すぎたことで需要と供給のバランスを著しく欠いたことが
問題だと思います。
1枚1,000円でも売れないなんて明らかに供給過多。
それに座席が当日の入場までわからないようにしていれば、座席で判断しての払い戻しがないわけですから、
再販売にも期待できたことでしょう。
もう振替公演については対策のとりようもないので、
次回のツアーからは
高額でチケットが転売されないよう
行けなくなった人が大きな損をしないですむよう
転売対策をキチンととってほしいと切望します。
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